とうとう裸足デビューをしたよ。ひっそりと夜の街を歩いた日。

「裸足」になった理由

私が裸足になった理由は、先月末に参加した、週末フリーランス講座で出会った仲間の一人が「裸足」で、彼に影響を受けたから、それだけである。

日焼けした顔、色あせたTシャツに半パン、やせ形の体格に髪を肩上まで伸ばし、湘南の風に乗ってやってきたと言わんばかりのサーファー風な出で立ち。サーファーと違っていたのが、抱えていたのはサーフボードじゃなく、MacBookだった事だ。

彼の名はイカ太郎。(以下イカさん)

私は縄文土器が好きなのだが、イカさんがまとっている存在感は縄文人に近いのではないかと勝手に思っている。
縄文土器のどこが好きかというと、作り手の生命力を感じるところだ。

イカさんの裸足になった理由はオフィシャルブログに書かれているのでここでは割愛する。

https://ikatarou.com/entry/my_first_barefoot_run/

話してみると、清々しいというか、馴れ合わず、個を持ったとても心地よい空気感で私はすっかりイカさんのファンになってしまった。

裸足デビュー

婦人科系の手術をしてから、股がこすれるような事は基本的によくなくって、半年間、運動をすること、階段を上ることが禁止された。

定期的に運動なんてしてなかったが、運動を「止めた」ことで、
身体は2週間もせずなまった。

歩くことが億劫になった。

2ヶ月後、動作が億劫になった。

その日私は、一通の郵便物を受け取りに、いつもより2回バスを多く乗り継いで帰らないといけなかった。

その乗り継ぎのバス停までたかが10分歩くことが、心底めんどくさかった。

そのめんどくさい10分間の道のりを、わくわくさせることに変えられないか。
思いついたのが、「裸足」になってみることだった。

「裸足」初心者は、やはり痛い

裸足になって感じた事。

正直、「気っ持ちいいーーーーーーーー!!」

を期待していた。

実際は、

いたっ・・いたたたた・・痛い痛い痛い

小石が食い込むだけで、私の足の裏は小石分の痛みを感じた。
痛いよー イカさん、足の裏痛いよー

思い起こすこと、4半世紀前。
私が通った小学校では「はだしの生活」という名の取り組みがあった。

夏の一時期だけ、屋外でも裸足で過ごした。
「はだしの生活」の時は、毎週全学年で清掃を行い、小石を拾った。
私の足は、それ以降屋外を知らない箱入りの裸足だった。

裸足を続けることで、足の裏の内側の皮が厚くなり、痛みを感じにくくなるという。
しかし、甘やかされた我が足の裏のこのやわらかさよ・・・。

歩きながらいろんな思いがよぎった。
その思いは、イカさんの文章のリズムだった。
イカさんの文章は、裸足の文章なんだなと、気づいた。
(裸足の神の文体を真似しているらしいが)
この記事も、イカ太郎チックな文体になっている気がする。

靴を履いている時は気付かなかったけど、
裸足で歩くと、「歩く」というのは、下半身だけじゃなく、全身を使っていることを実感する。
1歩、1歩、1歩・・

コンクリート舗装に転がっている小石は、やけに痛い。
なめていた石ころの自己主張が一つ一つ突き刺さる。

途中にあった、つつじの茂みを越える時に踏んだ土の軟らかさに、足の裏が喚起した。

喜びが脳天を貫いた、という表現は決して誇張していない。
足の裏喜びエネルギーは、はるか彼方に存在している、名も無き星を爆発させるほどのエネルギーを放った。
土の柔らかさがそのぐらい嬉しかった。

靴を履くことで、私たちはこの喜びを奪われている。

その後も、コンクリートの上を歩いた。
10分で歩ける距離を15分かけて歩いた。

途中、裸足に立ち塞がる難所があった。
粒が大きめのコンクリートの上に、小石がまんべんなく広がっている。
二の足を踏むとはこの事だ。

靴を履いていれば、ほんとに何でもない道のりなのだが。
裸足で歩くだけで、その道のりは「冒険」に変わった。

裸足で歩くことで地面の変化に気づくようになる、そこに裸足の面白さがあるのだと思いました。

単調な毎日が、ただ裸足になるだけで発見の連続になる。

 

裸足で、足の裏で、地面を感じ、刺激をインプットすることで、自分の行きたくない方向に自分が傾きそうになった時、ハッと我に返れる。

心の制御装置なんです。裸足は。

一度裸足になってみるだけで、「そういうことも、あるかもな」と思う。

裸足は、考える足である

裸足は、考える足だ。
靴を履いた足は、考えない足だ。

イカさんから感じた生命力は、裸足とも関係あるのだろうか。
あるに違いない。

現代人は、寿命こそ伸びたが「生命力」という言葉はまったくピンと来ない。

裸足で地面を踏んだ時に感じたざわざわ感。

これが生命力なのか。もはや感覚さえ忘れてしまったのか。

縄文時代の生命力を蘇らせれるのか。

でも、ワラーチ欲しい!
わいに必要なんは、ワラーチ様!!

ワラーチ:ワラーチとは、メキシコ北西部、山奥で暮らす先住民族ララムリ(タラウマラ族)が履く、走るためのサンダル。

ワラーチのこと

http://man10000.hatenablog.com/entry/20150622/1434942194

ワラーチ作り方

https://www.youtube.com/watch?v=grEnf-fMvVM

追記

この記事を書いている間に、イカさんは、裸足、不食での三浦半島の旅を決行されていた。

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